母を脳神経科に連れて行ってきました。
今回、受診することになったのには、いくつかのきっかけがありました。
私は現在、介護離職して約5年になります。
仕事を辞めてから、母の介護を続けてきました。
5年も介護をしていると、毎日の生活の中で母の変化にも気づくことがあります。
今回の脳神経科の受診も、突然決まったわけではありません。
昨年の骨折と3か月の入院、その後の生活の中で少しずつ気になることが増え、今回の受診につながりました。
受診のきっかけ
母は昨年8月に、大腿骨転子骨折をして、3か月ほど入院していました。
退院して家に戻ってからも、家にいるのに、
「ここは病院なのか、ショートステイ先なのか、家なのか」
と混乱してしまうことが、たびたびありました。
家族としても、以前とは少し様子が違うことが気になっていました。
そして、今から1か月ほど前には、さらに心配な出来事がありました。
母が一人で勝手に外へ出てしまい、迷子になってしまったのです。
幸い、隣の家の方が母を見つけて、家まで連れてきてくださいました。
大きな事故にならなかったことは本当に良かったのですが、家族としてはかなり心配になりました。
そこで、普段から高血圧で通院している内科の先生に、そのことを相談しました。
すると先生から、一度、脳神経科を受診したほうがいいと勧められました。
それが今回、母を脳神経科へ連れて行くことになったきっかけです。
そのほかにも気になることが増えてきました
これ以外にも、最近になって気になることが増えてきました。
例えば、「服を盗まれた」と言うことが多くなりました。
実際に服を盗まれたという事実は確認できないのですが、母本人はそう思っているようです。
そして、「服を盗まれたから警察に言いに行く」と言うこともあります。
以前は、このようなことを言うことはほとんどありませんでした。
家族としても、「これは一度、専門の先生に相談したほうがいいのではないか」と思うようになりました。
昔の話をすることも増えました
もう一つ気になっていることがあります。
母は子どもの頃、岡山に住んでいました。
ところが最近、今住んでいる神戸から岡山まで歩いて、毎日学校に通っていたという話をすることがあります。
ただ、私が知っている実際の話では、岡山市内から岡山市内の学校へ、峠を越えて毎日通っていたそうです。
現在の神戸と岡山を歩いて通っていたという話とは違うので、これも最近気になっていることの一つです。
こうした昔の話をすることも、最近になって増えてきました。
その後も気になった不思議な出来事
受診までの間にも、母について「どうしてこうなったんだろう?」と思う出来事がありました。
お風呂からホイッスルを持って出てきた
先日、母をお風呂に入れるときのことです。
脱衣室で脱いだ服をそのままにしておくと、着替えとして用意した服とごちゃごちゃにしてしまうので、脱いだものはすべて回収するようにしています。
そのため、母が服を脱いでから、何も身につけていない状態で浴室に入るところまで見届けています。
もちろん、そのときには浴室にも脱衣室にもホイッスルはありませんでした。
ところが、お風呂から出てきた母の手には、以前渡したホイッスルがありました。
「えっ、なんで?」
と思いました。
そのホイッスルは、かなり以前に母に渡したものです。
でも、その日は浴室にも脱衣室にも置いてありませんでした。
それなのに、母はそのホイッスルを持ってお風呂から出てきました。
今でも、
「いったい、どこから出てきたんだ?」
という感じです。
買ってあげた本も翌日にはなくなった
もう一つあります。
母に本を1冊買ってあげました。
ところが、買った翌日には、その本がどこを探しても見つかりません。
もちろん、その間に母は外出していません。
家の中を探してみましたが、結局見つかりませんでした。
これも、
「どこにいったんだ?」
という謎です。
もしかすると、どこかにしまったのかもしれません。
ただ、こちらからすると、どこにしまったのか全く分かりません。
こうしたことが続いてくると、やはり心配になります。
脳神経科を受診
そして今回、実際に母を脳神経科へ連れて行きました。
先生からは、今回の状態について**「せん妄」**だと説明されました。
そして、まずは不安を和らげるために、漢方薬を使って様子を見ることになりました。
今回処方されたのは、
ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)
です。

まずは先生の指示に従って薬を使いながら、しばらく様子を見ることになりました。
認知症については、まだ診断されていません
今回、先生からもう一つ提案してもらったのが、市が行っている無料の認知症健診です。
先生の説明では、もしこの段階で認知症と診断してしまうと、市が行っている無料の認知症健診を受けられなくなるとのことでした。
そこで先生から、
「まずは今の状態について薬で様子を見て、無料の認知症健診を受けてみましょう」
という方法を提案してもらいました。
先生からは、これが一番お金の掛からない方法だと説明されました。
介護をしていると、病院や薬など、これからどのくらい費用が掛かるのかということも気になります。
そういう意味でも、費用を抑えながら確認していく方法を提案してもらえたのはありがたかったです。
無料の認知症健診を申し込みました
病院で教えてもらったところに、今日さっそく電話しました。
すると、無料の認知症健診を受けるための受診券を郵送してもらえることになりました。
あとは受診券が届くのを待って、健診を受ける予定です。
これからどうなるのか
今回の脳神経科の受診で、母が認知症と診断されたわけではありません。
まずは処方された漢方薬で様子を見る。
そして、市の無料の認知症健診を受けてみる。
今はこの段階です。
昨年の大腿骨転子骨折による3か月の入院。
その後、家にいても病院やショートステイ先と混乱してしまうこと。
そして、外に出て迷子になってしまったこと。
さらに、ホイッスルのことや、買った本が翌日には見つからなくなったこと。
こうした出来事が重なり、今回の受診につながりました。
もちろん、これらの出来事だけで何かを判断することはできません。
ただ、家族としては、**「今までと少し違うのではないか」**と感じることが増えてきたのも事実です。
今回、病院へ行ったことで、まず何をすればいいのかが少し見えてきました。
これから無料の認知症健診を受けて、その結果がどうだったのか。
また、その後の母の様子がどう変わっていくのか。
何か分かったことがあれば、このブログに記録していきたいと思います。
介護については、実際に家族を病院へ連れて行ってみないと分からないこともたくさんあります。
今回の経験も、同じように家族のことで悩んでいる方にとって、何かの参考になればと思います。
※この記事は、母の受診についての個人的な体験を記録したものです。診断や治療については、医師・医療機関の説明を受けてください。


